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『単語帳も熟語帳も買ったけど、どっちから手を付ければいいの?』と迷っている方も多いですよね。
結論から言うと、英単語を少し先に進めて、途中から英熟語を並行していく形が基本です。比率を少しずつ変えていけば、どちらも中途半端になりにくいんです。
この記事を読めば、英単語と英熟語の違いと、2冊を同時に進める時の時間の配分が分かります。
英単語と英熟語の違いは?
英単語は1語で意味を持つもの、英熟語は2語以上がまとまって一つの意味を表すものです。英熟語は、単語の意味を足しても訳せないことがあるのが大きな違いです。
例えば get は「手に入れる」、over は「〜の上を越えて」です。でも get over は「乗り越える」「(病気などから)回復する」という意味になります。
英熟語そのものの意味や型については、英熟語とは何かでくわしく紹介しています。ここでは、覚える時の違いに絞って比べますね。
| 比べること | 英単語 | 英熟語 |
|---|---|---|
| まとまり | 1語 | 2語以上 |
| 意味の出方 | 1語で意味が決まる | まとまって別の意味になることがある |
| 覚える時に見るもの | つづり・発音・意味 | 組み合わせる語・語順・意味 |
| つまずきやすい所 | 意味が複数ある語 | 前置詞の取り違え |
| 長文での影響 | 知らないと文全体が読めない | 知らないと意味を取り違える |
単語を知っていても熟語でつまずく例
「Please turn off the light.」
turn は「回す」、off は「離れて」です。turn off で「(電気などを)消す」という意味になり、「明かりを消してください」となります。
『単語は全部知っているのに訳せない』という時は、熟語を見落としていることが多いんです。

試験ではどう出る?
試験では、英単語と英熟語は同じ問題の中に混ざって出てくることが多いです。例えば英検の2024年度リニューアルの公式説明では、短文の語句空所補充について「単語問題」「熟語・文法問題など」という言い方がされています。
つまり、単語だけ、熟語だけと分けて覚えていても、試験では両方の知識を同時に使うことになります。長文でも、知らない熟語が一つあるだけで文の意味を取り違えることがありますよね。
| 場面 | 単語で困ること | 熟語で困ること |
|---|---|---|
| 空所補充の問題 | 選択肢の意味が分からない | 前置詞の組み合わせで迷う |
| 長文 | 知らない語で読む手が止まる | 意味を取り違えたまま読み進める |
| 英作文・会話 | 言いたい語が出てこない | 語順や前置詞を間違える |
熟語で困る時は、読む手が止まらないぶん気づきにくいんです。ここが、熟語を後回しにしすぎない方がいい理由でもあります。
英単語と英熟語、どっちを先に覚える?
基本は英単語が先です。単語帳が1周したあたりから英熟語を少しずつ足し、並行して進める進め方がよく取られます。
英熟語は、英単語の組み合わせでできています。部品になる単語の意味が分からないと、熟語の意味の理由もつかみにくいですよね。
ただ、単語帳を最後まで終えてから熟語に入ると、熟語に使える時間が足りなくなりがちです。そこで、単語を中心にしながら熟語を少しずつ混ぜていく形が考えやすくなります。
- 熟語の部品の意味が分かる
- 長文を読む土台ができる
- 熟語の理由をつかみやすい
- 試験前に熟語の時間が足りなくなる
- 長文で熟語を取り違える
- 復習の回数が少なくなる
単語と熟語を並行する目安
並行を始めるタイミングは、次のどれかに当てはまった時が一つの目安です。
- 単語帳の基本の部分を1周した
- 長文で「単語は分かるのに訳せない」文が増えた
- 文法の問題で熟語の選択肢に迷うことが多い
- 単語の復習が毎日の習慣になってきた
中学生や学び直しの大人の場合
中学生の方は、教科書に出てくる熟語を単語と同じタイミングで覚えてしまうのがおすすめです。look for(探す)や get up(起きる)のような基本の熟語は、教科書の本文と一緒に出てくることが多いからです。
学び直しの大人の方は、基本の単語がある程度分かっているなら、最初から並行で始めてもかまいません。会話やメールでは、熟語の方が自然な言い方になる場面も多いんです。
「I’ll look into the problem.」(その問題を調べてみます)のように、仕事でもそのまま使える熟語はたくさんあります。
単語帳と熟語帳を並行する週ごとの配分表
並行のはじめは、学習時間を「単語7:熟語3」くらいに分けるのがおすすめです。単語の復習が回り始めたら、熟語の比率を少しずつ上げていきましょう。
『並行と言われても、毎日どっちを何分やればいいの?』という方のために、比率の変え方の例を置いておきます。1日の英単語・英熟語の時間が30分の場合で考えています。
| 段階 | 単語:熟語 | 1日30分の場合 | この段階でやること |
|---|---|---|---|
| はじめの数週間 | 7:3 | 単語21分・熟語9分 | 熟語帳の基本の部分を少しずつ |
| 単語の1周目が終わった頃 | 6:4 | 単語18分・熟語12分 | 熟語を型ごとにまとめて覚える |
| 単語の復習が回り始めた頃 | 5:5 | 単語15分・熟語15分 | 熟語の例文を声に出す |
| 試験が近づいた頃 | 苦手な方を多めに | 苦手に合わせる | テストで間違えた方を優先する |

1週間の回し方の例
比率だけでなく、曜日ごとにやることを決めておくと迷いにくくなります。
| 曜日 | 単語 | 熟語 |
|---|---|---|
| 月〜金 | 新しい範囲を進める | 新しい範囲を少しずつ |
| 土 | 1週間分をテスト | 1週間分をテスト |
| 日 | 間違えた語だけ復習 | 間違えた熟語だけ復習 |
比率や時間は一つの例です。学校の小テストや部活の予定に合わせて、自分が続けられる形に変えてかまいません。
学年ごとの全体の計画は、英熟語の学習スケジュールでくわしく紹介しています。
英単語と英熟語を両立させる4つのコツ
両立のコツは、単語帳に出てくる熟語を拾うこと、同じ前置詞でまとめること、例文で両方を覚えること、テストの日を決めることです。
1. 単語帳に出てくる熟語も拾う
単語帳には、見出しの単語と一緒に熟語が載っていることがよくあります。単語を覚える時に、その単語を使った熟語にも目を通しておきましょう。
例えば depend(頼る)を覚えたら、depend on(〜に頼る)も一緒に見ておく、という形です。
2. 同じ前置詞・副詞の熟語をまとめる
熟語はばらばらに覚えるより、同じ前置詞や副詞でまとめた方が覚えやすくなります。give up、use up、clean up のように up がつく熟語を並べると、共通のイメージが見えてくるんです。
| 熟語 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| give up | あきらめる | I won’t give up.(あきらめないよ) |
| use up | 使い切る | We used up the paper.(紙を使い切った) |
| clean up | きれいに片付ける | Let’s clean up the room.(部屋を片付けよう) |
| eat up | 全部食べる | He ate up the cake.(彼はケーキを全部食べた) |
どれも「最後まで・すっかり」という感じが共通していますよね。こうしたイメージで熟語をまとめる方法は、英熟語を語源とイメージで覚える方法で紹介しています。
3. 例文で単語と熟語を一緒に覚える
「I’m looking forward to seeing you.」(あなたに会えるのを楽しみにしています)のように、例文には単語と熟語の両方が入っています。例文を声に出すと、両方を一度に復習できます。
4. テストの日を決めておく
単語と熟語は、覚えたつもりでも時間がたつと忘れてしまいます。週に1回、自分でテストする日を決めておくと、どちらも置いていかれにくくなります。
苦手に合わせて、どっちに時間を寄せる?
配分表の比率は目安なので、苦手に合わせて動かしてかまいません。『自分はどっちが足りないの?』と迷った時は、次の表で考えてみてください。
| こんな時 | 寄せる方 | 理由 |
|---|---|---|
| 長文で知らない語が多く、読む手が止まる | 単語 | 熟語の部品になる単語がまだ足りない |
| 単語は分かるのに、文の意味がずれる | 熟語 | まとまりの意味を見落としている |
| 空所補充で前置詞の選択肢に迷う | 熟語 | 組み合わせを例文で覚える段階 |
| 英作文で語順を間違える | 熟語 | 句動詞の語順を確かめる段階 |
| どちらも半分くらいしか言えない | 単語を少し多めに | 土台の単語を先に固める |
例えば、長文を読んでいて「単語は全部分かるのに意味が通らない」と感じた文に印を付けておくと、熟語が足りないかどうかが見えてきます。
覚え方そのもののくわしいコツは、英熟語の覚え方で紹介しています。
熟語帳を始めたら単語帳の復習が止まってしまう、ということがあります。新しい範囲を進める日も、単語の復習は短い時間でも続けておきましょう。
英単語と英熟語についてよくある相談
よくある相談は「同時並行か順番か」「英単語の意味が多くて覚えられない」「単語帳と熟語帳の進め方」の3つです。
相談1:英単語と英熟語は同時並行と順番、どっちがいい?
『同時に覚えた方がいいのか、順番があるのか知りたい』という相談はよく見かけます。
結論から言うと、単語を少し先に進めてから並行する形が基本です。ただ、熟語を始めるのが遅すぎると試験前に慌てることになるので、単語帳が1周したあたりを目安にしてみてください。
もし学校で熟語の小テストがあるなら、その範囲だけは単語と同時に進めてしまってかまいません。学校の小テストは、決まった間隔で復習できるよい機会なんです。
『どっちも中途半端になりそう』と不安な方は、熟語に使う時間を1日10分程度から始めてみてください。少ない時間でも毎日続ける方が、まとめて覚えるより忘れにくくなります。
相談2:英単語の意味がいくつもあって覚えられない
『一つの単語に意味が何個もあって、ニュアンスで覚えろと言われても分からない』という声もあります。
これは熟語にもつながる悩みです。例えば take には「取る」「連れて行く」などいろいろな意味があり、take off(脱ぐ・離陸する)のように熟語になるとさらに意味が広がります。
まずはよく使う意味を一つ覚え、例文の中で別の意味に出会ったら足していく形で十分です。最初から全部の意味を覚えようとしなくて大丈夫ですよ。
「He took off his coat.」(彼はコートを脱いだ)と「The plane took off.」(飛行機が離陸した)のように、例文で見ると意味の違いが分かりやすくなります。
相談3:高2で単語帳と熟語帳を使っているけど、進め方が分からない
高2の方から、『単語帳と熟語帳を1冊ずつ使っているけど、どう進めればいいか』という相談があります。
2冊を使っているなら、上の配分表のように比率を決めて毎日少しずつ進めるのがおすすめです。単語帳の進め方との組み合わせは、システム英熟語とシス単の組み合わせでも紹介しています。
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よくある質問
英単語と英熟語の違いは何ですか?
英単語は1語で意味を持つもので、英熟語は2語以上がまとまって一つの意味を表すものです。英熟語は、単語の意味を足しても訳せないことがあります。
英単語と英熟語はどっちを先に覚えればいいですか?
基本は英単語が先です。単語帳が1周したあたりから英熟語を少しずつ足して、並行して進める形がよく取られます。
単語帳と熟語帳を並行する時の時間配分は?
はじめは単語7:熟語3くらいから始め、単語の復習が回り始めたら熟語の比率を上げていく方法があります。自分の苦手に合わせて調整してみてください。
英単語英熟語をまとめて覚えられる方法はありますか?
例文を声に出して覚える方法がおすすめです。一つの例文に単語と熟語の両方が入っているので、まとめて復習できます。
熟語帳を始めたら単語を忘れてしまいました。どうすればいいですか?
新しい範囲を進める日でも、単語の復習を短い時間だけ残しておくと忘れにくくなります。週に1回のテストで、忘れていた単語だけを集めて復習してみてください。
まとめ
- 英単語は1語、英熟語は2語以上で一つの意味を表す
- 英熟語は、単語の意味を足しても訳せないことがある
- 基本は英単語が先で、途中から英熟語を並行する
- はじめは単語7:熟語3くらいから始め、比率を変えていく
- 例文で両方を覚え、週に1回テストの日を決めると両立しやすい





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