英検準一級の英熟語|語彙問題での出方と覚え方

英検準一級の英熟語の語彙問題での出方と、句動詞を言い換えて覚える方法を解説する記事のアイキャッチ

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英検準1級の対策を始めると、単語の難しさに目が行きがちですよね。『熟語はどこまでやればいいんだろう』と後回しにしている方も多いはずです。

結論から言うと、英検準一級の英熟語は、句動詞を中心に「同じ意味の1語の動詞」とセットで覚えると、語彙問題でも長文でも使いやすくなります。

この記事では、語彙問題での問われ方と、言い換えで覚える進め方を紹介します。

目次

英検準1級の英熟語は、どこで問われる?

先に結論

英検準1級の英熟語がいちばん直接問われるのは、一次試験のリーディングの「短文の語句空所補充」です。ほかに、長文の読解やライティングでも熟語の知識が使われます。

まずは、準1級の一次試験の形を確認しておきましょう。日本英語検定協会の公式サイトでは、準1級のレベルの目安は「大学中級程度」とされています。

項目2026年10月時点の公式サイトの内容
一次試験の時間リーディング・ライティング90分、リスニング約30分
短文の語句空所補充18問(短文・会話文、4肢選択)
ほかのリーディング長文の語句空所補充6問、長文の内容一致選択7問
ライティング英文要約1題、英作文1題
レベルの目安大学中級程度

問題数や時間は変わることがあるので、受験前に英検の公式サイトで最新の内容を確認してみてください。

『語彙問題のうち、熟語は何問なの?』と気になりますよね。

実は、熟語が何問かという公式の内訳はありません。短文の語句空所補充は単語と熟語の問題がまとまったパートなので、両方を準備しておくのが安心です。

2024年度から問題数が変わった

英検は2024年度第1回の検定から、3級以上の問題形式がリニューアルされました。

準1級の筆記は41問から31問に減り、大問1(短文の語句空所補充)では単語問題が7問削除されています。大問3も3問削除されました。

その分、ライティングに「要約」の問題が加わり、英作文が2題になっています。古い問題集を使う時は、大問の数や構成が今と違うことに気をつけておきましょう。

補足

英熟語とはそもそも何か、英単語とどう違うのかは英熟語とは?英単語との違いと覚える順番で説明しています。

2級から準1級で、熟語はどう変わる?

先に結論

2級までは「意味を知っているか」で解ける熟語が多いのに対して、準1級では、似た形の句動詞から文の流れに合うものを選ぶ力がより求められます。2級の熟語があやふやなら、そこから固めるのが近道です。

準1級の熟語は、2級までに覚えた熟語の延長にあります。

ただ、使われる場面がニュースや社会の話題に寄っていくので、日常会話ではあまり使わない句動詞も増えてきます。

比べる点2級準1級
公式のレベルの目安高校卒業程度大学中級程度
短文の語句空所補充17問18問
熟語の特徴(この記事の見方)高校で習う基本の句動詞が中心社会の話題で使う句動詞が増える
覚え方のポイント例文ごと意味を覚える1語の動詞への言い換えも一緒に覚える

問題数は2026年10月時点の公式サイトの内容です。

2級の熟語の覚え方は、英検2級の英熟語|出題のされ方と覚え方でまとめています。準1級の語彙問題で熟語が思うように取れない時は、2級の熟語の見直しから始めてみてください。

よくある失敗

単語の勉強に時間をかけすぎて、熟語に手をつけないまま試験を迎えてしまうことがあります。準1級は単語の難しさが目立ちますが、熟語も同じパートで問われるので、毎日少しずつでも触れておきましょう。

句動詞は「1語の動詞」に言い換えて覚える

先に結論

準1級の熟語は、句動詞を同じ意味の1語の動詞とペアにして覚える方法が使いやすいです。熟語と単語を一緒に覚えられるうえ、長文やライティングで言い換えに気づきやすくなります。

準1級の勉強では、熟語も単語も覚える量が多いですよね。

そこでおすすめなのが、句動詞を1語の動詞に言い換えて、ペアで覚える方法です。

例えば put off は postpone、carry out は conduct とほぼ同じ意味で使えます。熟語と単語のどちらかを覚えれば、もう一方も思い出しやすくなるんです。

英検準1級の句動詞を、同じ意味の1語の動詞とペアにして覚える方法を示した図解
句動詞言い換えの動詞意味自作の短い例文
put offpostpone延期するThey put off the event.
carry outconduct実行する、行うThe team carried out a survey.
look intoinvestigate調べるThe city will look into the problem.
turn downreject断る、却下するShe turned down the offer.
bring aboutcause引き起こすThe new rule brought about changes.
put up withtolerate我慢するI can’t put up with the noise.
call offcancel中止するThey called off the meeting.
rule outexclude除外するWe can’t rule out that idea.
figure outunderstand理解する、解決するI finally figured out the answer.
look up torespect尊敬するMany students look up to her.

言い換えは完全に同じ意味とは限らず、使う場面や硬さが違うこともあります。辞書で例文を確かめながら覚えていきましょう。

前置詞・副詞のイメージで似た句動詞を分ける

準1級では、同じ動詞に違う副詞がついた句動詞が並ぶこともあります。

ここで役立つのが、副詞のイメージです。out には「外へ、最後まで」、down には「下へ、弱める」、up には「上へ、すっかり」のようなイメージがあります。

句動詞意味副詞のイメージとのつながり
carry out実行する最後まで(out)運ぶ
turn down断る下へ(down)向ける
break out(火事などが)急に起こる外へ(out)破れ出る
hold back抑える後ろに(back)引きとどめる
stand out目立つ外へ(out)出て立つ

前置詞や副詞のイメージで覚える方法は、英熟語は語源で覚える|前置詞・副詞のイメージで意味をつかむでくわしく紹介しています。

言い換えで覚える手順
  1. 熟語集の句動詞を、同じ意味の1語の動詞と並べてノートに書く
  2. 句動詞を見て、1語の動詞を言えるか確かめる
  3. 逆に、1語の動詞を見て句動詞を言えるか確かめる
  4. 自分で短い例文を作り、句動詞と1語の動詞を入れ替えて読む
  5. 長文で言い換えに気づいたら、ノートに書き足す

単熟語集の熟語編をどう使う?

先に結論

準1級の熟語は、級に合わせた単熟語集の熟語編を1冊、最後まで進めるのが基本の形です。全部を完璧にしてから過去問、ではなく、過去問で確かめながら進めると、覚える熟語の優先順位がつけやすくなります。

準1級向けの単熟語集の一つに、旺文社の『英検準1級 でる順パス単 6訂版』があります。

項目2026年10月時点の出版社公式サイトの内容
書名英検準1級 でる順パス単 6訂版(旺文社)
熟語の収録熟語編300
ほかの収録単語編1,600、巻末に分野別表現編200、ライティング・スピーキング表現編70
音声無料音声つき(ダウンロード・公式アプリ対応)
価格1,980円(税込)

出版社によると、過去20年分の過去問を分析して作られています。価格や内容は変わることがあるので、最新の情報は旺文社の公式サイトで確認してみてください。

長文の中で熟語を覚えたい人には、長文を読みながら単熟語を覚える教材もあります。例えば旺文社の『英検準1級 文で覚える単熟語 4訂版』で、2026年10月時点の公式サイトでは2,310円(税込)です。

過去問と組み合わせる

熟語編を進めながら、早めに過去問を1回分解いてみるのがおすすめです。

語句空所補充で落とした熟語を熟語編で探し、例文ごと見直すと、どの熟語を重点的に覚えるべきかが見えてきます。

熟語の準備ができているかのチェック
  • 熟語編の句動詞を見て、すぐに意味が言える
  • 句動詞を1語の動詞に言い換えられる
  • 過去問の語句空所補充で、熟語の問題を続けて落としていない
  • 長文に出てきた句動詞の意味が、前後から取れる

難関大の入試で出る熟語と重なるものも多いので、大学受験もしている方は難しい英熟語|難関大で差がつく熟語の型と覚え方も参考にしてみてください。

よくある相談:英検準1級の英熟語

先に結論

準1級の熟語についての相談で多いのは、「単熟語集をほぼ覚えたら語彙問題は大丈夫か」「単熟語集を終えたら次に何をするか」「単熟語集を全部覚えないと受からないか」の3つです。

知恵袋などで多く読まれている相談を、内容を要約して紹介します。

相談1:単熟語集をほぼ完璧にしたら、語彙問題は安心?

『準1級向けの単熟語集をほぼ完璧にしたら、語彙問題の大問1は心配ないか』という相談です。とても多くの人に読まれています。

1冊をほぼ完璧にできていれば、大きな力になります。ただ、どの単熟語集も試験に出る語句をすべて収録できるわけではないので、「心配ない」とまでは言い切れません。

過去問を解いて、語句空所補充でどのくらい取れているかを確かめるのがいちばん確実です。

相談2:単熟語集が終わりそう。1級の単語帳に進むべき?

『準1級の単熟語集の単語も熟語もほぼ終わりかけ。1級の単語帳に進んだ方がいいか』という相談です。こちらも多くの人に読まれています。

結論から言うと、準1級の合格が目標なら、新しい本に進むより、今の本の見直しと過去問での確認を優先する方が効率的なことが多いです。

覚えた熟語も、しばらく見ないと忘れていきます。1級の本に進むのは、準1級の範囲を何度も見直して、過去問で安定して取れるようになってからでも遅くありません。

相談3:単熟語集を全部覚えないと受からない?

『準一級に受かるには、単熟語集を全部覚えないといけないのか』という相談です。

『全部覚えるのは無理かも』と不安になりますよね。

英検は語彙問題だけで合否が決まる試験ではありません。

リーディングにはほかの問題もあり、リスニングやライティングもあります。熟語は単熟語集を最後まで進めつつ、リスニングやライティングにもバランスよく時間を使いましょう。

試験までの進め方

先に結論

準1級の熟語は、毎日少しずつ触れながら、週ごとに言い換えテストをする形が続けやすいです。試験が近づいたら、新しい熟語を増やすより、間違えた熟語の見直しに切り替えましょう。

試験までの残り時間ごとの目安を表にしました。人によって得意・不得意が違うので、目安として見てください。

英検準1級の試験までの残り時間ごとに、英熟語でやることを並べた図解
試験までの残り熟語でやること
3か月以上熟語編を最初から進め、句動詞と1語の動詞のペアでノートを作る
1〜2か月熟語編を一通り終えて、過去問で落とした熟語を重点的に見直す
2〜3週間新しい熟語は増やしすぎず、言い換えテストを繰り返す
1週間以内間違えた熟語のリストだけを見直す

準1級の先に TOEFL などの試験も考えている方は、アカデミックな熟語を扱ったTOEFLの英熟語|アカデミックな熟語と700語レベルの進め方も参考になります。

よくある質問

英検準一級の英熟語は、何個くらい覚えればいいですか?

決まった数はありません。2026年10月時点の出版社公式サイトでは、準1級のでる順パス単の熟語編は300です。数よりも、過去問の語句空所補充で熟語の問題を落としていないかで判断してみてください。

大学入試の熟語帳で、準1級の熟語の対策になりますか?

重なる熟語は多いので、土台づくりには役立ちます。例えば旺文社の『英熟語ターゲット1000 5訂版』は、出版社公式サイトで英検級が準1級・2級と表示されています。英検の級に合わせた単熟語集も一緒に使うと、範囲の抜けを減らせます。

句動詞の言い換えは、ライティングでも使えますか?

使えます。要約問題では、元の英文の句動詞を1語の動詞に言い換えたり、その逆にしたりすると、同じ表現をくり返さずに済みます。

熟語は音声で覚えた方がいいですか?

音声があると、リスニングで熟語が出てきた時に聞き取りやすくなります。音声つきの単熟語集なら、聞いてまねして言う練習を取り入れてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 英検準1級の英熟語は、主に短文の語句空所補充で問われ、長文やライティングでも使う
  • 熟語が何問かの公式の内訳はないので、単語と熟語の両方を準備する
  • 句動詞は同じ意味の1語の動詞とペアで覚えると、言い換えに気づきやすくなる
  • 単熟語集の熟語編を進めながら、過去問で落とした熟語を重点的に見直す
  • 試験が近づいたら、新しい熟語より間違えた熟語の見直しを優先する
英熟語ドットコム

英熟語ドットコム 編集部

英熟語の意味と覚え方、大学受験・高校入試・英検・TOEICで必要な熟語、熟語帳の選び方を、出版社や試験団体の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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